はじめに
本記事執筆時点で、マインドフルネス瞑想を7か月継続しています。
「思考に気づく」感覚は少しずつ育ってきましたが、「思考と自分とを切り分けて捉える」ところまでは至っていない実感があります。
そこで今回は、「思考と距離をとるための方法」をあらためて整理し、実践の手がかりとしてまとめてみます。
思考と距離をとるための方法
主語を変える
× 私は失敗した
○ 失敗という思考がある
脳は言語構造に強く影響されており、主語を変えるだけで自己同一化が弱まることが実験で確認されているそうです。言語として客観的な表現を使うことで、自己=思考の認識を変えるということですね。よく見る、一番メジャーな方法です。
思考を内容ではなく現象として見る
×思考=意味
◯思考=出来事
多くの人は思考を「意味」として扱いますが、分離できる人は思考を「出来事」として扱うのだそうです。頭の中で浮かんだ言葉を「これは“考え”という現象」とラベル付けします。
思考を「音」として聞く
思考の意味を追わず音の流れとして聞く(音質だけ観察する)。
思考の「速さ・音量・声質・リズム」を観察します。
例
「失敗したらどうしよう」
→ 高速・小声・内側から聞こえる
脳の活動が「意味処理」から「聴覚知覚」にうつるそうです。
ラジオだと思って、流しておく
思考を真剣に聞かず、背後で流れているものとして聞き流し、今すべきことに心を向けます。
距離を可視化する
イメージや思考を
- 雲
- 電光掲示板
- 字幕
のどれかに乗せる。消そうとせず、流します。
あいさつして別れる
そのときの思考に対して名前をつけ、あいさつします。
「◯◯さん、いつもありがとう。その話は知ってるから大丈夫だよ」
「◯◯さん、教えてくれてありがとう」
あたたかさとユーモアを込めるのがコツだそうです。
チェック
分離が起きる合図を知る
「思考と自己が分離したことに気づく」ためには、その合図も知っておくとよいですよね。以下は典型的なサインになることです。
- 思考が少し遅く聞こえる
- 思考が遠くに聞こえる
- 体の感覚が戻る
- 呼吸が深くなる
方法を試したときに、「思考との距離がどう変わったか」「身体感覚にどんな変化があったか」に注目してみてください。そこで感じた変化が、自分にとっての合図である可能性があります。
思考と自己の分離をセルフチェックする
- 「これは思考だ」と区別できる
- 思考内容を事実と同一視しない
この2点を、これから示す4段階で評価します。点数が上がっていれば、思考と自己が分離できているかどうかの目安になります。
0=ほぼない
1=ときどきある
2=よくある
3=ほぼ毎回ある
もっと知りたい
マインドフルネスやACT(アクセプタンス・コミットメント・セラピー)の脱フュージョンなどで検索すると多くの方法があります。
