大人の発達障害についてサイトや文献を何冊か読んだりして理解を深めるに至ったので、ここにまとめておきます。
はじめに
大人の発達障害について調べたことを総括しています。まずは知っておくべきことの全体像をまとめました。本ページでは個別の具体的な対応方法、細部については言及していません。なお、私は専門家ではないため、解釈に誤りがあるかもしれず、他の情報もあわせて参考にしていただくことをお勧めします。
長くなってしまいましたが、単純ではないことの裏返しだと思います。ちゃんと理解しようと思う方は、時間をとって全て読むことをお勧めします。知っておくことにより、ストレスが減ります。
定型発達と発達障害
- 「定型発達」は、「何歳で何ができる」など「おおよそその年齢でできるとされていることができるようになっている」ということを指します。
- 「発達障害」という言葉は、「定型発達」と相対する概念として使われています。発達障害とそうでないところに明確な線が引かれるようなものではありません。
- 発達障害は脳の発達の偏り、働きの違いによるものです。
- 発達障害はスペクトラムです。これは、グラデーションといったり、強弱と言ったりもします。スペクトラム(spectrum)は連続性や範囲と訳され、下図のように状態が連続したものであり、明確な線が引けないということを指しています。
発達障害の分類
- ADHD:Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder。日本語では、注意欠如・多動症や注意欠如・多動性障害。
- ASD:Autism Spectrum Disorder。日本語では、自閉スペクトラム症。
- LD/ SLD:Learning Disability。日本語では、学習障害。Specific Learning Disorders。日本語では、限局性学習症。
下図は、発達障害という場合によく見る分類図です。ADHDの特性を持つ人が他の特性を持つこともあるなど、複数の特性を持つことも多いので、ベン図で描かれます。
DSM-5(アメリカ精神医学界,2013)や ICD-11(WHO,2018)などがあります。
一般に紹介されるものとしては上の図が多いですが、医療分野での図はもっと複雑です。他にも
知的能力障害、運動症、チック症、コミュニケーション症などの種類もあるようですが、
3つがメインで描かれます。
発達障害の特性
概要を示すのに代表的な特性を書きます。
症状の呼称 | 主な特性 | 具体的な特性(代表例) |
ADHD(注意欠如・多動症) | 不注意 | 注意散漫、忘れ物、ケアレスミス 注意の連続が苦手。細かい仕事やマルチタスクがこなせない、話を聞きもらす |
多動性・衝動性 | そのときの思いつきで行動する。結果を考えずに行動する 落ち着きがない |
|
ASD(自閉スペクトラム症) | コミュニケーション障害/対人関係が苦手 | 相手の言葉や表情の裏側を想像する力が弱く、コミュニケーションが円滑に進まない 自分のルールをかたくなに守ろうとする |
同一性の保持/こだわりが強い | 変化に弱く、いつも同じ行動を好み、考え方が固定化されている | |
白黒思考 | ネガティブな体験があると、自分自身を責める 人間関係のリセットが多い(正しいと思ったことに固執し、他人との違いを許さない。相手の考え方が理解できないとすぐ人間関係を断ち切る) 物事を表面的な見方で判断するため、複雑な感情を持つことが苦手 |
|
感覚過敏 | 聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚といった感覚が、生活に支障をきたすほど過敏 | |
LD (学習障害)/ SLD(限局性学習症) | 「読む」「書く」「聞く」「推論する」「計算する」 | 「読む」「書く」「聞く」「推論する」「計算する」などの学習が苦手 |
特性を整理したいと思う人向けに上記表をExcelにしています。
周囲として理解すべきこと
基本
- 根本的には治療するとかそういう話ではなく[1]、本人の特性として理解する必要があります。
- 発達障害やグレーゾーンという言葉が広まってきていますが、安易にそうだと決めつけないように注意します。
- 発達障害やグレーゾーンだと枠にはめることが目的ではなく、本人の特性を理解し、必要な場合には支援することが肝要です。
[1] 現代医療においては根本的に治療するとかいう話ではありません。1)ADHDの症状を緩和する目的で、または 2)ASDの人が発症しやすいといわれる二次障害であるうつ、攻撃症、睡眠障害などに対して、投薬治療などが行われることもあります。研究分野においては、ASDの治療薬の開発が進められていたりします。
環境面
- 発達障害やグレーゾーンが具体的にどういうものかやどう対処するのかということはまだまだ広まっていないため、情報を収集し理解する必要があります。
- 周囲の人間と会話する際も、相手が発達障害についての知識をもっているとは限らないことを認識しておきます。
- 発達障害に限らず、障害のある人への配慮など社会的な支援についてはまだまたこれからの側面があります。
- 発達障害を障害と呼称することの是非については議論があります。
- 精神疾患の名称に「障害」を使わず、「症」を使おうという動きがあるようです。
- ADHDやASDなど、意図的にD(Disorder)を抜いて、ADHやASと呼称していることがあります。
周囲
- 周囲が本人の特性として理解できず「指導による改善が見られない」「指導が悪いからだ」となると、直接的に関係している人/指導している人には「なぜできないのか」という悩みや、本人ができない範囲をカバーして業務が増えるなど多大なストレスになりえます。
- 直接的に関係している人以外には、特性が見えにくいケースも多く、周囲に理解してもらえないことも多く発生します。
- 職場で自分以外気付いてなさそうなときは、まずは産業医に対応を相談します。上司に相談する場合、上司自身が発達障害やグレーゾーンについて理解してなければ正しい知識をつけてもらうところからになります。自身で学ばない上司には、産業医に話をしてほしいとお願いするのもありだと思います。
- 身近な人がASDなどの発達障害を有しているために順調にコミュニケーションなどが確保できずに不安障害や抑うつ状態などの症状が出現するカサンドラ症候群になる可能性があります。そのためカサンドラ症候群というものがどういうものかを知っておいたほうがよいです。
なお、カサンドラ症候群は障害名や診断名として確立した概念ではありません。
第三者
- 発達障害の特性のある人と直接関わっている人を第三者として見ている場合、直接関わっている人が多大なストレスを受けていると思われるシーンが見受けられます。それだと決めつけることはよくありませんが、もしかしてそうかもしれないねとさりげなく情報を提供するなどは許容されると思います。直接関わっている人自身が知識を得ようとしないと建設的には物事が進まない可能性が髙いです。
- 発達障害の特性のある人と直接関わっている人に対し、それが職場であるならば、産業医への相談をしてみるようアドバイスするのもよいと思われます。発達障害はスペクトラムであるから、産業医でも気付きにくい側面がある点を理解し、状況を整理して提示する必要があります。
本人が自分の特性を理解していない場合
自身での判断は難しいため、気づきを与える
- 発達障害があるか、自己で判断するのは難しいといわれています。ASDの症状がでている場合は、自分はほかの人とコミュニケーションをとれていると思っている人も少なくありません。
- 本人が気付くには、数年から10年など長い時間がかかることもあります。徐々に気付きがうまれ、それが閾値を越えたときになります。気付かせるためには、本人の自尊心等にも配慮しつつ、細かな気づきを与え続けることになります。
- 気づきを与える場合、複数の視点から気付かせる必要があります。また、発達障害という言葉を使うことは重要ではなく、自分の特性に気付かせることが肝要です。
受診
- 本人が気付いてない場合、診療内科や精神科への受診は「発達障害がどういうものか、発達障害における受診というものがどういうものか」をよく理解した上で勧めるべきかを考えたほうがよいと思います(グレーゾーンであれば診断されないようなレベルの場合もあります。名前がつくことが肝要ではありません。一方でかなり強い傾向があるならば障害者認定も見据えて受診したほうがよいという判断もあると思います)。
- 受診する場合、本人が状況をうまく把握できてない事も多いため、家族や上司など直接関わりのある人が同席することがよいと言われています。
- 検査を受ける場合、1.5万円~4万円 (全額自費の場合)かかると言われています。医師側から主体的に勧めにくい金額であるため、どんな検査があっていくらなのか、それを受けたいかどうかの大枠は事前に決めておくのが良いでしょう。
適切な関係性を築くためのステップ
概ねこのような形になると思います。
- 本人が自分の特性を認識し、理解する
- 近しい人からフィードバックをうけることにより、徐々に認識する
- 書籍やサイトで情報を収集する
- 必要に応じて周囲や専門家に相談する
- 似た境遇の人から知見を得る(集団精神療法やSNSや書籍などで同じ立場の人の書いたものを読むなど)
- 本人が自分の特性にあわせて環境を調整する
- 障害が障壁とならないような職業・環境を選ぶ
- 自分の傾向を把握し、手順やチェックリストなどを作成する
- 能力を底上げすることが可能か検討する(ただし特性に大きく関わる場合は底上げ自体が難しい)
- 当項番は主体が本人となるため「本人が」と書いているが、本人だけでは難しい面もあると想定されるので、必要な人に相談したりサポートを受ける
- 本人が自分の特性をまわりにつたえ、理解してもらう
- まわりに伝えるかどうかはあくまで本人の選択である
- まわりの人が発達障害について十分な認識をもっていない可能性も認識しておく
- 発達障害の特性が強ければ強いほど、周囲に伝えたほうが周囲も納得してサポートしやすいということは認識しておく必要がある
- 周囲は特性に対して必要なことを学んだり、理解する
- 書籍やサイトで情報を収集する
- 必要ならば本人の特性を整理する(上記の特性表を用いたり、文献やサイトに紹介されているチェックリストを用いるなど)
- 発達障害は特性ではあるものの、ゆるやかに発達するケースもあることを認識しておく
- 周囲が必要なサポートを行う(合理的配慮)
-
- 対応についてどうするか検討して決める
- 本人がサポートされたいかという点も考慮する(真っ向から聞いても、コミュニケーションが苦手な場合は本人の判断は難しいと思われる。その場合は、しばらくサポートしてみてから、サポートされない場合と比べてやりやすいかどうか聞いてみるとよい)
- 担当業務を再考したり、手順やチェックリストなどを作成して提供するなど必要なサポートを行う
- 本人にやりづらい点があるか確認し、お互い建設的に意見を延べ、改善する
適切な関係性を築けない場合は本人と周囲の両者にとって多大なストレスになりうることを念頭に置きつつ、対応を進めます。
支援・配慮にあたって
- 特性であると割り切り、出来る範囲のことをやってもらいます。ゆるやかに発達したり、詳細なやり方を教えてもらうことでスキルを獲得することが出来る場合もあるため、そこはバランスを見る必要があります。
- 本人の特性に対する個別の対応については、いろんな情報があるので、症状を把握したあとに調べるとよいと思います。(ここでは言及しません)
- 大人になると「格別の努力により多くの場面で適切に機能している」こともあります。ただし、それは努力により獲得されたもので、できるようにみえても本人の負担になっている可能性も高いです(他の人より多大な努力を必要としたり、ストレスがかかるなど)。
- 本人に考えさせるアプローチは多くの場合は逆効果といわれており、改善策を伝えるようにします。
- 現在の職務と本人の特性がマッチしない場合には、待遇をどうするか、合理的配慮で対応が可能な範囲がどこか、などを含めてどうしていくかを検討します。
- 本人の特性にあわない業務は、ストレスとなる上、ミスなども懸念されます。ミスが続くことにより自己肯定感がさがり、うつ病などを発症する可能性もあります。
付録
特性
本ページでは、概要を示す目的から、特性についてはごく代表的なところしか示しませんでした。書籍などを少し読めばいろんな特性の記載があります。検索でさっくり一致させるみたいなのはハードルが高い気と思うので、さらに書籍を読んだりサイトを読んだりして情報を得る中から「あ、こういうケース該当するかも」とみていくのがよいと思います。
スペクトラムと重複
発達障害のスペクトラム(グラデーションと言ったり、強弱と言ったりもする)については、書籍「発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち」に著者の考えをまとめた図があり、ASとADHの強弱について実例を用いてどのあたりかというマッピングをして考察しています。0~10のスケールを下記のように分類しています。
- 0:特性なし
- 1~3:生活上の問題になりにくい
- 4~5:診断が出るかでないかの「グレーゾーン」
- 6~7:診断が出ることもある
- 8~9:生活上の問題になりやすい(診断が出やすい)
- 10:発達障害と診断される
上記のスケールは、「発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち」著者の本田氏が自身の考えをまとめたものを「精神科医が語る 発達障害のすべて」で山末氏が一部改版したものです。「研究に基づく学術的な図ではない点」、「0~10で単純に示せるものではないが理解の助けになればと作成されたものである点」、が注記されています。
下記のように図に示しきれない点にも注意が必要です。
- 調子のよいときは0だが調子の悪いときは診断域に入るなど、同一人物でも一カ所にとどまるとは限らない
- 周囲の環境によって「生活上の問題」になったりならなかったりする
4~7の一部生活に影響してくることもであろうエリアが広いことに驚きました。また、8~9あたりでやっと診断が出やすいとなるので、かなりのグラデーションであることが見て取れます。これが状態や環境によって変わるのであれば、かなりわかりづらいものであることは容易に理解できます。
重複
「発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち」に詳しく書いてあるのですが、特性が重複すると複雑な現れ方をすることがあるようです。具体的にはASDとADHDが重複している場合、両方が強く出る人もいれば、片方だけ強く出る人もいる。また、重複により両方が弱く出る人もいる。と、かなり複雑なようです。
ASDと診断されたけど、実際はADHDの特性も持っているとか。診断名がついてる部分は周囲への説明で理解されやすいが、そうでない部分は理解されにくいとか、そういった課題があるようです。
このあたりは、発達障害は重複するものとして捉え、片方にしか診断がついてないような場合でも、本人や周囲が気にして周囲への説明を工夫する必要がありそうだと感じました。
感想
発達障害(グラデーションによりその傾向がある人を含む)は社会の理解・支援の枠組みがまだまだこれからであることに驚きました。とはいえ、私自身も今回文献を読んだりする前に知識があったかというと正直なかったです。一般的な人の認識は、知っている人でも「名前を聞いたことがある」程度だと考えてよさそうです。
障害者差別解消法は平成25年に制定されていますが、「差別解消」とタイトルについている背景に思いを馳せたし、その成立が平成25年と決して古くないことに認識を新たにしました。
スペクトラムや重複は想像以上に幅が広く場合によって異なったりする、と単純な理解が難しいこともわかりました。言葉で単純に説明するのは困難で、各自きちんと学ばないといけないエリアだと思います。これは発達障害のスペクトラムが、というより人間の脳の働きが複雑なことがそのまま現れてるのかなとも思うので、今後も研究が続くエリアだと思います。
「発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち」著者の本田氏は、特性が表れて問題になる前に自分の傾向を知っておいたほうがよいのでは、との意見で、私も賛成です。どこまで可能かわかりませんが、全員が何かしらのテストなど受けて知っておくべきでは?そうすれば、「問題」とまでなる前に何かできることがありそう、と思いました。
発達障害に限らず障害者支援は近年になってやっと整備が進んでいるという状況で、まだまだ課題が多そうです。まずは知識を得るところから、という思いからこのページを記しました。
人間関係でストレスを感じる人が減りますように。
参考文献
- 山末英典 . 精神科医が語る 発達障害のすべて (ニュートンムック) . ニュートンプレス , 2022
- 佐藤恵美 . もし部下が発達障害だったら . ディスカヴァー・トゥエンティワン , 2018
- 本田秀夫 . 発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち . SBクリエイティブ , 2018
- 岩瀬利郎 . 発達障害の人が見ている世界 . アスコム , 2022
- 就労移行支援事業所ディーキャリア . "ITエキスパート海老名オフィスのブログ一覧" . d-career . 2023 .
ホーム > オフィスブログ > ITエキスパート海老名オフィスのブログ一覧
ITエキスパート海老名オフィス | 就労移行支援事業所ディーキャリア - 就労移行支援事業所ディーキャリア . "自分を苦しめるASD「白黒思考」の辛さ3つの理由" . d-career . 2023 .
自分を苦しめるASD「白黒思考」の辛さ3つの理由|就労移行支援事業所ディーキャリア - 発達障害のある人を採用してしまったと悩んだら|配慮や向き合い方を管理職が解説 . セオリーズ編集部(株式会社リンクス) . 2024
発達障害のある人を採用してしまったと悩んだら|配慮や向き合い方を管理職が解説発達障害を採用してしまった時の対処法を解説。上場企業管理職の実体験をもとに、仕事やコミュニケーションにおける配慮や向き合い方を紹介していきます。
参考文献について読む方もいるかもしれないので、少し紹介します。
- 参考文献1は、写真や図が多く淡々と医師の立場から現実が語られます。発達障害をとりまく全体を知るのにおすすめです。自分や周囲が発達障害かもと思っている方が非常に困ってるときに読むというより、少しそういうものだと把握して落ち着いてから読むのがよいと思います。全編にルビがつており、引用元と思われる研究なども示されています。
- 参考文献2は、タイトルのまま職場で部下が発達障害の場合に理解すべきことなどを教えてくれます。個別の具体策というよりはまず発達障害を知るために読むのによいと思います。
- 参考文献3は、精神科医の立場がら記載しています。具体的なケースを用いて考察するような解説になっており、長年の精神科医としての経験から語られます。よって他で広く浅く知識を得た後に(具体的には3冊目以降とかで)読むとよいと思います。スペクトラムや重複の解説の試みが詳細な点は他にはなく、ここを知らずして発達障害を理解するのは無理では?と思う点が、オススメです。
- 参考文献4は、発達障害の概要と個別の困りごとが紹介されています。どちらかといえば軽く読めるので、軽いところから入りたい人は読むといいと思います。しっかり知りたい人にはものたりないと感じるかもしれません。他の書籍もあわせて読むのがおすすめです。
- 参考文献5は、発達障害のある方の働くを支援するサイトです。支援の一環として障害の説明などのページがあります。個々の情報を追ってくことにはなりますが、1ページが簡潔にまとめられていて、読みやすいです。
- 参考文献6は、発達障害傾向のある部下との接し方に悩む「事業部管理職・人事向け」の記事です。現実どうしようっていうので、今の日本の現状を踏まえ、難しい中でどうできるかが現実的に語られていると思います。前向きに向き合ってはみるけれど、現場に適用しない社員に時間を投資続けることはお互いにとって勧められないなど、合理的な内容だと思います。
サイト
日本発達障害ネットワーク
- 役員を見ると各関連学会、NPO法人、大学教授などが名を連ね、政策要望なども毎年出され、しっかり活動してる印象です。
- イベントをいろいろ開催してるようなので、興味があるものがあるか見てみるとよさそうです。(支援人材研修会、当事者フォーラムなど)
- 発達障害について > 関連法令について のページに関連法案などの記載があり、法律の整備状況などを知りたい場合に参考になりそうです。
発達障害のある方の「働く」をサポートする就労移行支援事業所ディーキャリア
- こちらは、参考文献5と紹介したページからたどり付きました。
- 私はサイトの情報を読んだだけなので、どの程度サポートしてくれるのか未知数ですが、サイトを読んだ限りでは自己理解を深めたり、特性対策と実務スキルの習得を支援してくれたりとサポートが書いてあってよさそうです。
- 『障害者手帳をお持ちでない方でも、医師の「診断書」や「意見書」など、支援が必要であることを証明できる書類をご用意いただければ、自治体の判断により利用をすることができます。』とあるので、生活上の問題になっていて利用したい場合は医師などに相談してみるのもよいかもしれません。
- 企業概要にいくと『デコボコベース株式会社は「凸凹が活きる社会を創る。」をビジョンに掲げ、 「発達に凸凹があっても、社会の一員として自然に受け入れられ、活躍できる」 そんな社会の実現を目指しています。』とあります。2013年に事業を開始したとあるので、比較的新しい会社ですが、既にいくつものサービスをお持ちで支援拠点も多く、発達障害の現状に必要な会社のように見受けられました。社会貢献ビジネスとしていくつもの受賞実績もあるようです。
- 就労移行支援は、障害者総合支援法に定められた障害福祉サービスで、他にも事業者が多数あるようです。