どうすればいいですか?という質問について考えてみる

Photo by Dean Moriarty on Pixabay

どうすればいいですか?という質問について思いをはせることがあるので、思考をまとめてみています。

どうすればいいですか?

  • オープンクエスチョン。
  • 回答をまるなげ。
  • 時間泥棒。
  • 次のような印象を与えるので、自分の評価を下げる。
    • 何も考えてない。
    • 受け身で指示待ち。
    • 質問がヘタ、質問スキル低い。
    • 仕事の場合、ほうれんそうに慣れてない(相談に慣れていない)。新人
  • 自分で少しは調べろ、考えろと返されることがある。(答えがもらえない)
  • おそらく回答にすぐたどりつきたい気持ちが強い。しかし、急がば回らなければならない。
  • 一般的に「言わないほうがいい」とされている。

具体的に質問する

  • 提案型で質問する。
  • なるべくクローズドクエスチョンにする。(相手がYes or No で返せるように)
  • 質問に「自分はこうしたらいいと思います」が入ってるかチェック。
  • 「目的」「具体的にやったこと」「結果」を伝える。
    • 「いろいろ調べましたが」とか「いろいろやりましたが」で何を調べた or 何をしたのか書いてないのはダメです。具体的に何をしたか、結果どうだったのかを伝えてください。
  • 質問の例
    • こうしようと思いますが、あってるか不安なので見てもらっていいですか。
    • Aは見たのですが、ここのところがわからないので教えてください。
    • AとBという方法があるのを確認して、XXという理由でAがいいと思いますが、理解あってますか?
    • 複数案考えて、そのうちのどれがいいかという聞き方をする。
    • 具体的な質問が難しいときは、「何からやったらいいか、どこを見たらいいかすらわからなくて」、とか「具体的な質問にすら落とせなくて困ってる」とかを伝える。
    • 自分で考えなきゃいけない範囲のことなのかどうかわからないときは「もし自分で考えるべきことを聞いてそうなら指摘してください」といっておく。その上で「自分で考えて」といわれて、わからない場合は「ヒントをください」とか。少し考えてから「考えてみたけどわからなかった」など。
  • 質問する前に仮説検証する。(回答の質を高める)
    • 自分が回答者だとして、同じ質問されたらどう答えるか?を考える。
    • 相手が簡単に答えられる質問になってるか?を考える。
    • 回答者の立場で「ちゃんと考えているな」と思える質問か。
  • 現物を見せながら会話する。
    →どうすればいいですか?と聞く人は口頭だけで話をしようとする傾向があるが、何か起きてるなら対象となるものがあるはずなので、それを見ながら話す。
  • 認識レベルで
    • わからないことがあるとどうしたらいいかわからず不安になるが、そのまま「わかりません」だけを持って行かないように、一度落ち着く。(わからない=不安なのは誰も同じだが、不安という衝動をコントロールする。fell → action ではなく、fell → think → action)
    • ちょっと立ち止まって、急がば回らなければならないことを再認識する
    • わからないことを質問するのは、a) 自分のわからないことを整理する、b)相手から新しい情報をもらう、c)自分で整理・理解する、というフェーズを踏むので、時間と手間のかかることであることを認識して、必要な時間をかける。あまりに時間がかかるようならその点も相談してみる(理解に時間かかりそうだが、現時点でどのへんまで理解しておくとよさそうか、など)。

どうすればいいですか?と聞かれたら

具体的に整理出来る人は、こんな聞き方をしないと思うので。

  • 下記のように返す。
    • 何か案はある?
    • 何か見てみた?何か調べた?
    • どうしたらいいと思うの?
  • 1回目としては、毒にも薬にもならない回答をするのも一つ(一旦返す)
    →○○を見てみたら。とか。
    →この質問聞くと「少しは自分で考えろ」(怒)モードになりたくなるが、いかに毒にも薬にもならない回答ができるかにトライしても楽しいかも(半分冗談ですが、イライラしないために楽しむ)
  • 中長期では、「どうすればいいですか?」をなるべく使わないように指導する(後輩や部下であれば)。
タイトルとURLをコピーしました