Anki 役に立つアドオン 2022

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アドオンは本家の Anki で使えます(スマホ版では使えません)。2022年5月時点で私がよく使っているアドオンです。

使用前に

アドオンは有志がボランティア的に作ってくれているものです。継続的に動作するには、Anki本体のアップデートについていく必要があります。Anki のバージョンが x.x → x.y になるタイミングでAnki側の変更が大きければ動作しなくなったりします。アドオンのページに動作保証してる Anki のバージョンが書いてありますので、お使いのAnkiバージョンと見比べてください。基本はそのとき使えればいいと割り切る考え方です。下記、補足的な事項です。

  • 息の長さ(=利用できる期間の長さ)が気になる人は、最終更新日や確認できればリリース日をチェックしてみてください。Anki のバージョンアップは1年に数回程度なので、そこまで気にしなくて大丈夫かと思います。長年使う人だけ気にすればいいかと思います。
  • 商用ソフトではないのでクリティカルでないバグの対応などはそれなりです(開発者にもよります)。ごく一部に有料のアドオンもありますが、対応は同様です。(こう考えると、Anki 本体はバグをほとんど見ないので、かなりしっかりテストしてるんじゃないかと推測します)
  • 寄付を募ってるものもあります。長いこと利用しているアドオンについては開発者への還元を踏まえ、寄付することも考えてみてください。

スマホで使えないことについても割り切りです。私はAnki/WindowsPCとAnkidroid/Androidの両方で学習をしています。Ankidroid/Androidのときはアドオンが使えてないのですが、細かいことを気にしない人なので割り切ってます。

アドオン

リリース年は、Ankiwebの各アドオンのページから書いています。明記のないものは残っているコメントからの推測です。

ReviewHeatmap

利用シーン:学習履歴確認
リリース:2016年

学習履歴(継続)を見える化する。なんだかんだアドオンの中で一番有名かもしれませんね。息の長いアドオンです。デッキ一覧画面に表示され、学習量の多い日が濃い緑になります。

Advanced Browser

利用シーン:検索画面での学習履歴詳細確認
リリース:不明(2013年頃には既にあり)

検索(カードブラウザ)画面で詳細な項目を確認する場合に使います。こちらも息の長いアドオンです。

AwesomeTTS

利用シーン:ノート作成・編集
リリース:不明(2012年頃には既にあり)

語学学習において、読み上げ音声を追加することができるアドオンです。辞書や検索サイトの音声などが使えます。音声のないデータに音声をつけるのに便利です。基本機能は無料で使えますが、で有料サービス追加すると($5/month; 2022年5月時点)使えるサービスが増えます。

かなり息の長いアドオンで、一時期アップデートされてないことがあったりと変遷を経ているようですが、最近はAWS等に代表されるクラウドの音声サービスが増えてきたこともあり、継続的にリリースがされているようです。

音声サービス(辞書や検索サイト等)側の仕様変更によりうまく動かなくなってしまうことがありますが、どうしようもないことなので、見つけたらGitHubから修正のリクエスト(英語でのリクエスト)をします。

Paste Images As WebP

利用シーン:ノート作成・編集
リリース:2021年

その名の通り、ノートに画像を挿入するときに WebP フォーマットにしてくれるアドオンです。jpg や png よりも画像のサイズが小さくなります。コピペ時とドラッグドロップ時のどちらで動作するか、サイズはどのくらいにするかなどが設定できます。

AJT Mortician

利用シーン:学習のハンドリング
リリース:2020年

同じカードに「もう一度」を回答したときに、特定回数まできたら延期するカードです。デフォルトでは5回/24h以内に「もう一度」とすると、カードが延期されます(回数や時間は設定変更可)。あまりに多い「もう一度」は不要だと思う方向けです。

興味があれば、一定期間試しに使ってみることになると思いますが、そもそもAnki を使い始めたばかりであればスルーしておいていいと思います。記憶力強めの方向けかなと思います(私は向いてないですが、向いてる人には向いてるアドオンだと思います)。

Paste Images As WebP と同じ作者が公開しています。(この作者の方は複数アドオンを公開しています)

Anki Simulator

利用シーン:学習計画
リリース:2020年

学習シミュレーション用のアドオンです。新規枚数、復習枚数、正解率等を設定すると、かかる期間や回数のグラフが出ます。
どうしても単純シミュレーションになってしまうので、メリデメを理解して使う必要があります。実際には、正解率がもっと悪くなる、復習の負荷が高く新規投入が難しくなるタイミングが出てくる、学習しない日があるなど、個別の要素が絡んでくるため、シミュレーションと実学習の乖離がどうしても出てきます。しかし、単純シミュレーションしかできないから役に立たないかというとそうではなく、一定の参考にはなるというのが私の見解です。

なお、シミュレーションに際して良い案があれば、アイデアとしてリクエストが送れます。

 

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