私は3周ほどしたので、ご紹介&よかった点など書いてみます。
対象者のレベル
公式の Cambridge のサイトを見ると、B1-B2がターゲット層とあります。
TOEICに換算すると550以上がB1です。B1程度のレベルがないとできないとは言わないけど、わからないことが多くて取り組むのにハードルが上がると思います。
構成(見開き2ページが1ユニット)
1日1ユニットなど、学習のハンドリングがしやすいです。
今日はどこまで、明日はどこまで。ボリュームも日々変わらないので、時間の確保もしやすいです。(実施していたときの スケジュール表 はこちらのページにあります)
英語の説明
英語圏で出版されてる本なので、説明もすべて英語です。日本語がいいか英語がいいか好みですね。私は、英語のほうがすんなりわかる人です。
(日本語版になった「マーフィーの英文法」というのもあります)
学習時間
私は文法が苦手だったので、一通りすべて取り組んだのですが、1日1ユニット※で、1周するのに半年かかりました。
※1週間で6ユニット、週のうち1日は調整日を設けた。
私がやっていたのはB1後半-B2くらいのレベルの時です。所要時間をグラフ化したのがこちらです。
※思い立って細かい記録を付け始めたのが Unit 63 からなので、そこからしか記録がありません。
こちらの記録用のフォーマット(Excel)は ここからダウンロード できます。
1ユニットこなすのに、「平均21分」でした。短いときで10分、長いときで40分弱です。長いときは、解説ページ(左ページ)読んだり、答え合わせの時点で何か調べたりしていたので時間がかかっています。
よって全145ユニットをこなすと、
平均21分/1ユニット×145ユニット=3045分=50.8時間 くらいでした。
どのくらい時間がかかるかは、各自の英語のレベルや取り組み方に左右されるものなので、一例ですね。日々確保する学習時間の参考になればと思って載せてみました。
効果
- 知らない用法を発見しました。そうだったの!?という感じ。
- 知ってたつもりだけど、問題を解くという行為により間違えたりするので、よくわかってなかったみたいなことがあぶりだされてました。
- 問題解くのが記述式なので、基本文法ミスを検出。三単現とかありがちミスもよく検出してました。(副次的な効果)
- 毎日30分前後やることになるので、勉強習慣がつきました。(副次的な効果)
購入の注意
買う?ちょっと待って、バリエーション確認を
最大の難関がどのバリエーションを買うかですね!
「Grammar in Use 種類」とかで検索すると情報たくさんあります。こだわりなければ「with answers」を買えばよいと思います。(without answers には気を付けて)
※最新版は裏表紙にバリエーションの表とそれぞれのISBNが出ています。Amazonでポチる方は画像から裏表紙を見て、対象のISBNを確認して、本の詳細にあるISBNもチェックしてお間違いなく。
English Grammar in Use Fifth Edition with Answers (イギリス英語版 5th Edition)
Grammar in Use Intermediate with Answers (アメリカ英語版 4th Edition)
通しでやる場合、挫折しがちな実状を知っておく
通しでやろうとした場合、145ユニットって長いですよね。
単調なこともあり、挫折してしまう人も多いみたいです。挫折した人はどのあたりで挫折したのか、周囲に聞いてみたのが下のグラフです(回答者20人くらい)。序盤の40あたりまでで挫折する人が9割!
全部を通しでやろうと思う方は挫折しないように、
- SNSで仲間を誘って一緒にやる
- 毎日やる時間やタイミングを組み込む
- 難しすぎると思ったらいったんやめる(この場合はしばらくしてからまた取り組む)
など、何らかの工夫が必要だと思います。かくいう私も昔、20ユニットあたりで挫折したことがあります…。(通しでやる必要はないという考え方もありますね)
私はSNSで仲間を誘う機会に恵まれました。Buddy Study と称して1日1ユニットこなしてツイートしていました。長丁場だったので、仲間がいるのは大変心強かったです。このときは、そもそもみんなテキスト持ってるけど、挫折してるよね?という会話からBuddy Studyやろうよ、ってなって始まりラッキーだったな~と思います。
持ち運びの工夫
ずっしり900gあって持ち歩くのにはテキストを持ち歩こうとすると重いです。外でやろうと思ってる方は持ち歩きかたも工夫するとよいかもしれません。
コピー
私はコピーを活用してましたが、コピー代がかかってしまうのでよしあし…。軽いため、持ち運びには便利でした。やってる近辺のところと該当する答えのページを持ち歩いてました。
分冊
毎日持ち歩いてやりたい、みたいな人は裁断や分冊もおすすめです。分冊されてる方のブログです。
繰り返しやる
まずは1回目をやることだとは思いますが、1回ではなかなか身につかないので、2周目3周目と回すといいと思います。私は1回目はフル、2回目もフル、3回目は間違った問題が多かったユニットのみやってました。
間違った問題の中でも覚えられないやつは、Anki (暗記カードのアプリ)に入れてしばらく見返していました。