Anki の拡張機能 Migaku Browser Extension を使えばPCで
NetflixやYoutubeの動画から「テキスト・音声・静止画」を Anki に送れるとのことで
フレーズ覚えるのにとてもいいです。
サイトが結構しっかりしてる（重層だった）ので、手順を書いておきます。
以下、Windows 10 / Chrome で試しています。
2022/2 Migakuのバージョンがアップデートしてリンクや仕様などが大幅に変わりました。最新版はリリースされたばかりである点、今回のアップデートはかなり大きい改修が入っている点を踏まえ、バグフィックスの様子を見て、本ページの内容を更新するつもりでした。数ヶ月静観していましたが、バグフィックスが遅くオススメしづらいため本ページを更新しないことにしました。
本ページの情報は古くなっている可能性がありますので、Migakuの公式サイト（後述のMigakuとはにリンクがあります）をご確認ください。
サンプルイメージ
とりあえず試しただけの適当なものですが、静止画・音声・テキストがカードになりました。役者さんの声でセリフが聞けるのはいいですね～。
（録画の品質が低いので音声が悪いですが、元音声はもっと品質いいです）
SHERLOCK Season2 Episode1 より。このセリフは SHERLOCK ファンには有名なセリフです。これを入れるために Migaku を入れたといっても過言ではない（笑）
対象者
A1|A2|B1|B2|C1
CEFR A1～C1において、主にどのレベルの人向けかというと、生音源・映像を使って学ぶということになってくるので、B2あたりからがお勧めだと思います。B1は入れるか少し悩みました。B1にも幅があり、前半だと少しきつい気がしますが後半はいけるかなという気がします。
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- graded（学習レベル別に語彙や速さが制限されている）素材というわけではなく、いわゆる一般の英語圏（または学習したい言語圏）の映像がメインになってくる
- 映像字幕を利用するという性質上、訳側では意訳や省略がありえるため、その点を認識できる必要がある（表示時間内で読める文量の字幕にする必要がある。文化圏的になじみのないことは省略される。等の理由から）
- 原語の字幕と訳の表示タイミングが少しずれることもあり、補正が必要（言語な語順があるので、前後で少しだけずれたりする。英語と日本語だとすると、語順が結構変わるため）
Migakuについて
前書き的なこととして、MigakuとはとMigakuで出来ることについて触れておきます。
とりあえず使いたい方は読み飛ばして、次の「必要なもの」へ。
Migakuとは
Ankiの有料アドオンです。Ankiとは別主体で作成されています。
動画からAnkiカードを作成するのがメインの機能です。公式サイトによれば、2022年2月時点世界中に1600名を越えるユーザがいます。
2022年2月時点ではメインのブラウザ拡張をバージョン1にすべく鋭意開発中のようです（0.9.x）。2021年もいくつかのメジャー機能が追加されたりと活発に開発されており、バージョンアップでは見た目も含め、ガラッと変わったりしています。
バージョンアップ時は少し不具合がでますが、作成したものをユーザに開放してバグ改修するスタイルをとっているようです。安定版を使いたい人は、バージョンアップ直後は静観して、しばらくしてからバージョンアップするとよさそうです。
YouTubeやNetflix上で動作しているため、YouTubeやNetflixのサービス側で仕様変更が入った場合にはうまく動作しなくなることがありますが、それなりの期間でアップデートしてくれます。
サイトのユーザガイドはミニマムであり、ビデオガイドは英語なので、厳しいと思う方もいるかと思い本ページを書いています。（Migakuユーザになるとフォーラムがありますので、そちらで質問やバグ報告することができます。英語です。）
Migakuで出来ること
動画からカードを作る以外にも多機能なのですが、代表的なものを書いておきます。
- 字幕付きの動画（NetFlix、YouTube及びローカルファイル）からカード作成
- Chrome上でポップアップ辞書
- Chrome上で開いたテキストページからカード作成
さらなる詳細が知りたい方は公式サイトの Video Guides 等を見てみてください。
Migakuで動画から作成できるフィールド
必要なもの
- Anki
- Migaku Anki Add-on
- Google Chrome用 Migaku Browser ExtensionであるImmerse With Migaku（$5/月）
※試していませんが7日間のトライアルサブスクリプションもあるようです。 - 学びたい言語の字幕がついている映像（Netflix/Youtubeまたはローカル動画）
[補足]
・メインとなる Chrome 用の Browser Extension = ブラウザ拡張 は 有料（サブスクリプションで$5/月～）です。年額やライフタイムのサブスクリプションもあります。
・字幕は「字幕」として認識されているものが前提です。何を言ってるかというと、動画内に埋め込まれてる字幕、つまり画像と一体になってる字幕はMigakuでは読み取れません。
・手順は Anki でデッキを作ったことがある方向けに書いてます。
手順
環境設定
現時点では、未掲載です。
使ってみた感想
なかなかいい感じです。
冒頭にも書きましたが、役者さんの声でセリフが聞けるのがかなりポイント高いです。
アドオンが有料になってくるのは開発費の都合でしょうがないと思いますが、利用者としては定常的に動画などで勉強してなければ「一定期間にたくさんカード作る」用途でもよさそうです。
